進歩性に悩める弁理士のブログ

主に自己の業務の備忘録として思うまま書いていきます ※業務以外の雑談も

実務その他

特許審査の電話・面接応対に関するユーザーアンケート

少し前ですが1月4日の特許庁新着情報に、「面接・電話応対に関するユーザーアンケートを試行します」という情報がアップされています。内容は、「特許審査部では、・・・(中略)・・・世界最速・最高品質の審査を提供するべく、審査業務の改善に取り組ん…

補正なし審判請求の結果・・・

設計事項を連発する審査官がいるという話を以前書きましたが(こちら)、この審査官から36条違反と進歩性欠如を理由にダイレクト拒絶査定を受けた案件がありました。*1 この件も他の案件と同様に到底受け入れられない内容であり、お客様のご意向で補正なし…

久々にメンタルにきました(涙)

設計事項を連発する審査官がいるという話を以前書きましたが(こちら)、先週その審査官とはじめて電話で話す機会がありました。一体どんな審査官だろうと若干緊張しながら、補正案を見て欲しいと伝えたところ、「いいですよ」とここまでは至って普通の感じ…

ダイレクト拒絶査定

8月もあっという間に終わり・・・という記事をつい先日書いたと思ったら、もう9月も終わりに近づいてきました。10月に入ったら、もう殆ど今年も終わりのようなものです(苦笑)。10月からの3か月は本当に速いですからね。さてこのシルバーウィークは…

審査官も色々

審査官ネタが多いですが、この記事以降は当分ないかと思います。今週も2件、審査官に補正案を送りました。*1私の場合、回答を頂く期日を審査官と取り決めてこちらから電話して回答を頂く、というスタイルにしています。理由は、会議中や移動中に電話を頂い…

審査の差が激しい

今週は良いことと悪いことが両極端でした。*1良いことは、お客様が競合他社牽制の為に分割した出願・・・かなりチャレンジ的な、特許性の厳しいと思われていた案件が、特許される目途がついたこと(厳密には、たくさんある請求項の一部だけ拒絶で残りはOKと…

久々に補正なしで特許

早くも7月に入り、今年も半分が終わってしまいました。この先もあっという間に過ぎていくでしょう。色々怖いですね。あすみ特許事務所での活動もまだまだといったところです。ところで表題の通り、今週は久々に補正なしで特許の案件が発生しました。*1厳密…

審査官面接

本日、審査官へ電子メールで補正案を送った案件について審査官から「OKです」の連絡を頂きました。*1特許出願の拒絶理由通知は以下のパターンが大半を占めますが・・・ i)新規性欠如と進歩性欠如の少なくともいずれかを含み、記載要件違反は無し ii)記載…

仕事の納期と品質

このところ中間案件がやたら多く発生し*1、難しい案件も含まれていて、進歩性の判断動向の勉強が進んでいません。ところでこの仕事(明細書、補正書、意見書などを書く仕事)ですが、仕事のすすめ方のタイプとして以下にように分かれる気がします。 一通り書…