進歩性に悩める弁理士のブログ

主に自己の業務の備忘録として思うまま書いていきます ※業務以外の雑談も

仕事の納期と品質

このところ中間案件がやたら多く発生し*1、難しい案件も含まれていて、進歩性の判断動向の勉強が進んでいません。
ところでこの仕事(明細書、補正書、意見書などを書く仕事)ですが、仕事のすすめ方のタイプとして以下にように分かれる気がします。

  • 一通り書いた後はほとんど加筆修正しない人(一発で完成させる)
  • まずは一通り完成させてからあとで肉付けしたり修正したりする人
  • 上記のいずれでもない(いるのかな?どういうタイプだろう・・・)

おそらく1つ目のタイプが最も理想なのかもしれません。短納期で納品できる人は大概このパターンだと思います。
自分の場合、どちらかと言えば2つ目のタイプだと思っています。といっても一通り書いた段階で自分的には完成度99%に近いと思っていて、そのまま納品しても殆どの場合適切な内容だと思っています。
ですが・・・書類を一通り書き終えてから数日経って、或いは1週間以上経ってから、突如名案が浮かぶことがあるんです。それも仕事中ではなく、入浴中とかジョギング中とか電車での移動中とか、とにかく仕事場から離れた場所で突然に。難易度の高い案件ほど、そういうことが生じ易いです。
なので自分の場合、一通り書類を書き上げても納期に余裕があればすぐには納品せず、少し寝かせておきます。勿論、その結果何も加筆修正しない場合もありますが(むしろその方が多いですが)、そうやって99%から更に先の1%を突き詰めることで、場合によっては非常に良い結果を招くことがあります。
そんな訳で、あすみ総合特許事務所では「スピード納品」などの短納期をセールスポイントとはしません。(勿論、お急ぎというご要望があればお応えします)

本日は以上まで。

 

*1:主たる事務所において